タイヤはネットで買うのがお得ということは、これまでも何度か綴ってきました。
しかしながら、タイヤは購入したら車に装着しなければいけません。
そのタイヤ交換の金額はショップによって様々です。
今回はタイヤ交換の相場観を見ていきたいと思います。
タイヤ交換の相場
タイヤ交換にはいくつかパターンが有り、
そのパターンによって、また時期によってその工賃は変動します。
まず1つ目の違いは、購入者か持ち込みかです。
タイヤ交換をしてもらえるショップというのは、
カー用品店、タイヤ専業店、整備工場、ディーラー等が挙げられます。
こちらのお店は大体が自社でタイヤの販売を行っています。
なので、自社で買ってもらったユーザーの工賃は安く、
他社で買って持ち込まれたタイヤの工賃は割高に設定されています。
また、タイヤ交換にはホイールごと付け替える脱着と、
タイヤのみを購入した場合、古いタイヤと新しいタイヤの組み換えがあり、
それぞれで料金も異なります。
タイヤ交換工賃:自社購入の場合
自社購入の場合は、タイヤ交換工賃があまりはっきりしません。
値引きの原資に使われたり、トータルでいくらですという表記がされているため、
工賃だけでいくらなのかは、よくよく確認しないとわからないショップもあります。
大体の相場でここはご案内します。
タイヤ組み換え料金
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カー用品店/ガソリンスタンドの場合
タイヤサイズ | 料金相場(4本価格) |
12~14インチ | 4,000円 |
15~16インチ | 6,000円 |
17~18インチ | 8,000円 |
カーディーラーの場合
→→→→→→→→
タイヤサイズ | 料金相場(4本価格) |
12~14インチ | 6,000円 |
15~16インチ | 8,000円 |
17~18インチ | 12,000円 |
上記が組み換え工賃の相場です。
タイヤを購入し既存のホイールに装着する。タイヤのみ新しく購入する場合ですね。
ディーラーについては結構幅があるので、この限りではないですし、
輸入車の場合は、それぞれ倍近い料金提示になることもあります。
タイヤ脱着工賃
カー用品店/ガソリンスタンドの場合
→→→→→→→→
タイヤサイズ | 料金相場(4本価格) |
12~14インチ | 2,000円 |
15~16インチ | 4,000円 |
17~18インチ | 6,000円 |
大体、タイヤ組み換え工賃の半額程度で対応してもらえます。
カーディーラーの場合
→→→→→→→→
タイヤサイズ | 料金相場(4本価格) |
12~14インチ | 4,000円 |
15~16インチ | 6,000円 |
17~18インチ | 8,000円 |
カーディーラーのタイヤ脱着工賃もタイヤの組み換えよりも安く対応してもらえます。
タイヤ交換工賃:持込の場合
厄介なのが、持ち込みの料金です。
持ち込みについては業種や業態によって、また時期や地域性によっても大きく異なるので、
あまり参考にならないかもしれません。
詳しくは問い合わせて確認してみてください。
タイヤ組み換え工賃
タイヤのみネットで購入して、近くのショップに持ち込む、
一番多いパターンかも知れません。
このパターンは工賃を事前に確認してから、交換にいかないと、
タイヤは安く買えたが、工賃が割高で結果的に高い買い物をしてしまうことがあります。
カー用品店/ガソリンスタンドの場合
→→→→→→→→
タイヤサイズ | 料金相場(4本価格) |
12~14インチ | 8,000円 |
15~16インチ | 10,000円 |
17~18インチ | 12,000円 |
カーディーラーの場合
→→→→→→→→
タイヤサイズ | 料金相場(4本価格) |
12~14インチ | 6,000円 |
15~16インチ | 14,000円 |
17~18インチ | 16,000円 |
タイヤ脱着工賃
カー用品店/ガソリンスタンドの場合
→→→→→→→→
タイヤサイズ | 料金相場(4本価格) |
12~14インチ | 4,000円 |
15~16インチ | 6,000円 |
17~18インチ | 8,000円 |
カーディーラーの場合
→→→→→→→→
タイヤサイズ | 料金相場(4本価格) |
12~14インチ | 6,000円 |
15~16インチ | 8,000円 |
17~18インチ | 10,000円 |
持ち込みのタイヤ組み換えは嫌われることがあり、
そもそも対応してくれないショップもありますので注意が必要です。
ショップが持ち込み対応をしてくれない理由としては、
①物販利益が伴わない
②組み換え時の事故に対応できない
等が挙げられます。
タイヤの販売を専業でやってるところは特にですが、
ピットの数は限られています。
その中で利益を最大化しようとすると自社でタイヤを買ってもらえるユーザーを最優先に対応します。
また、11月下旬~12月上旬のスタッドレスタイヤの履き替えピーク時には、
既存の顧客の対応で手が回らず、朝一タイヤ交換の予約に行っても、
20時ころを案内されることも普通にあります。
それくらい持ち込みは敬遠されます。
タイヤ交換を安く済ませるには
ここまでざっとタイヤ交換の各パターンについて見てきましたが、
ネットで安くタイヤを買って、工賃も安く済ませるにはどうしたらいいか。
方法は大きく3つあります。
①取付工賃込みで販売しているショップから買う
ネットで販売しているタイヤ販売店や大手モールでは取付店と提携しているショップがあります。
タイヤの購入と交換代金をネット上で決済して、予約日に車で取付店に向かうだけです。
商品はショップから取付店へ直接発送されるので手ぶらでOK。
楽天 独自に提携(提携数はまだしょぼい)
アマゾン 宇佐美(ガソリンスタンド)と提携
フジコーポレーション 宇佐美(ガソリンスタンド)と提携
タイヤフッド 独自でENEOSなどのガソリンスタンドと提携
タイヤワールド館ベスト GooPitと提携
②交換時期を早める
11月下旬~12月上旬、3月下旬~4月上旬。
この期間はタイヤ販売店は超繁忙期に当たります。
この時期を少しずらすだけで、予約も取りやすく、持ち込みでも金額を盛られないで済むことがあります。
気温や天候の状況を見ながら、ピークを想定し1~2週間前にショップで交換しましょう。
③馴染みのショップを作る
利益額が少なくなるとはいえ、
交換工賃はタイヤショップからしてみれば大きな収入源です。
ピーク時に電話で予約となると煙たがられますが、
付き合いのあるショップを作っておくことで解消されます。
忙しくなる前に家族の車を全部対応してもらう。
ショップからしても売上利益の読みにつながるので、
付き合いのあるショップを作っておくことで交換工賃も抑えられます。
以上、ここまでタイヤ交換工賃について見てきましたが、
今回ご紹介した相場は、あくまで相場であるため、過信は禁物。
特にガソリンスタンドやディーラーは料金に結構幅があります。
事前に確認の上、取付店に向かうことをおすすめします。
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